「アイデアを磨き上げる」~人に伝わるポートフォリオVOL.5
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人に伝わるポートフォリオ~専門家チームブログVOL.5
リサーチにより資料が集まったら発想を広げていくために、
それらを分類・整理してアイディアを磨き上げます。
○アイディアを集めて枠に当てはめる
主題に沿って集めた資料を基に、様々な枠に当てはめてみます。
資料から現れてくるイメージの、どの部分に焦点を当てるかによって、
方向性は変化していきますから、視点を決めてアイディアを絞り込む作業を行います。
収集した資料を一つ一つ見ながら、自分が表現したい主題(コンセプトの中心軸)の
イメージとなりそうな資料をピックアップしていきます。
あまり厳密にはせず、大きな枠に多少でも当てはまればよしとします。
そして、さらにそこから具体的な項目の枠を考え、当てはめていきます。
資料を枠ごとにグループ分けするのです。
たとえば服のスタイリングやシルエット出しに参考になりそうなもの、
ディテールや素材をイメージするもの、といった感じです。
○イメージマップを構成する
細分化したそれぞれの資料を使って、イメージマップを構成していきます。
イメージマップとは、頭の中のイメージを
コラージュ(絵や写真を画面に貼り付け、組み合わせる)して、図式化することです。
こうすることでコンセプト全体の雰囲気が浮き上がってくるはずです。
次に、ここでやっと具体的な服のデザインのための、コラージュを作ります。
シルエット、スタイリング、柄、素材、ディテールなど、さまざまな視点からデザインの可能性を探ります。
自分の想像力を存分に生かせる、まさにデザイナーにとっては至福の時です。
アイディアが広がったら、バリエーションを考えます。
○立体にしてみる
コラージュの段階ではまだ二次元の世界にすぎません。
そこでシーチングや実際に使用するかもしれない生地を使って立体的に表現してみます。
こうすることで、アイディアが現実的かどうか判断できます。
また、柄や刺繍といった装飾的なディテールについても、レイアウトの位置やバランスが把握できます。
それらの立体物は写真に撮って資料として残しておきます。
先に作ったコラージュとともに、ポートフォリオに添付することで、アイディアの可能性を探った証拠となります。
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