「コントラスト(対比)前編」~人に伝わるポートフォリオVOL.14前編
VOL.1 人に伝わるポートフォリオ ~専門家チームブログ はこちら
VOL.13 人に伝わるポートフォリオ ~専門家チームブログ はこちら
コントラストは、紙面をわかりやすく、
魅力的に仕上げるために欠かすことのできない、とても重要なデザイン手法の1つです。
○さまざまなコントラスト
コントラストとは、ある要素と別の要素を「対比」させるデザイン手法です。
コントラストをつける方法は次のようにさまざまです。
・大きい文字と小さい文字の対比(図1)
・写真や図版と文章の対比(図2)
・色の対比(図3)
・密度の高い部分と余白の対比(図4)
デザインでは、こういった対比を「強調したい内容」と「そうでない内容」を区別するために利用します。
要素の内容や目的に応じて各要素を適切に対比させると、
それらの紙面上での役割が明確になるため、
メリハリがつき、読み手に情報を正しく伝えられるようになります。
また、紙面の見栄えも格段に良くなります。
図1 文字の大きさで対比させることで、紙面にメリハリをつけた例です。
図2 写真や図版で見せる部分と、文章を対比させて、メリハリをつけた例です。
図4 余白が多く、ゆったりとした場所と、情報量の多い密度の高い場所を対比させた例です。
○コントラストをつける方法
コントラストをつける際のポイントは
「強調したい要素を明確にする」と、「しっかりと違いをつける」の2点です。
あれもこれも強調してしまっては、
結果的にコントラストが弱まってしまいます。
また、「AとBはどちらかといえばBのほうが大きい」といったあいまいな違いでは効果はありません。
「Bのほうが、Aより明らかに大きい」と感じられる程度に差をつけてください。
明確な違いをつけると紙面にメリハリがつきますし、
情報も理解しやすくなります。
コントラストが適切に表現できていない紙面からは、
制作者の意図を汲み取ることはできません。
それどころか、単なるズレやミスだと受け取られてしまうことすらあります。
○コントラストの設定例
コントラストのわかりやすい例を用意しました。
以下の資料を見てください。
上の例ではコントラストが弱いため読みづらく、見た目も良くありません。
下の例は明解なコントラストをつけた例です。
「タイトル」「見出し」などに明確な違い(コントラスト)をつけることで、
内容を読まなくても、一目で情報の役割を認識できますし、見栄えも良くなっています。
BAD・・・
コントラストがついていないため、読みづらく、見た目も悪い仕上がりなっています。
GOOD・・・
とてもシンプルなデザインですが、コントラストがついているため、一目見ただけで各要素の役割を理解できます。
----------------------------
さて私、坂爪は皆さまからの就職相談に応じています。
ポートフォリオはもちろん、
履歴書の添削(PDFで送受信)も随時おこなっていますので、
遠慮なくメールでご依頼ください。
(FC-Linkのサービスに含まれていますので、もちろん無料です)
今度この企業に応募しようと思っているのだけれど、その企業についてご存じですか?
なんていう質問でもOKです。
文化服装学院キャリア支援室で勤務していた時には、
たくさんの企業とお付き合いさせて頂きました。
答えられる範囲で答えていきます。
また、企業の皆さまには、この様な私のネットワークの中から優秀な方をご紹介しております。
なかなか良い方を採用できずお困りの時は、是非一度メールでお問い合わせください。
contact@employ-ment.jp