「1/3の法則」~人に伝わるポートフォリオVOL.17
VOL.1 人に伝わるポートフォリオ ~専門家チームブログ はこちら
VOL.16 人に伝わるポートフォリオ ~専門家チームブログ はこちら
レイアウト技法の1つに、論理的な法則を用いて紙面を分割し、美しく見せる方法があります。それが「1/3の法則」です。
○紙面を1/3に分割する
1/3の法則とは、紙面を三等分し、それぞれの基準線や各エリアを基準にして要素を分けたり、
目立たせたいポイントを配置したりすることで、
全体のバランスをとるレイアウト技法です。
1/3のうちの2つの空間を1つとして捉えた1:2の構図にすることで
安定感のある紙面を作ることができます。
また、紙面を分割するためでなく、
デザインポイントの配置位置を決定する際にも役立ちます。
デザインポイントとなる要素を配置する際に、
分割線や分割されたエリアを参考にすると、
自ずとバランスのとれたデザインに仕上がります。
この技法は紙面の縦横比率に関係なく、
三等分するだけですぐに応用できるので、覚えておくと良いでしょう。
1/3の法則では、下図のように、紙面を三等分してから各要素の配置位置を検討します。
なお、分割軸は縦・横のいずれでも可能ですが、紙面を縦長で使う場合は横に分割し、
横長で使う場合は縦に分割したほうが、この技法の効果をより強く感じることができます。
○表紙のデザイン
下図は表紙デザインの例です。
紙面を1:2の比率で分割し、タイトル部分と写真部分を明確に区切っています。
紙面にコントラストが生まれ、メリハリのあるデザインになっていることがわかります。
下図もデザイン要素を分割線を基準にして配置しています。
この例では、はっきりとした境界線は見えませんが、
全体的に安定感のあるデザインになっていることがわかります。
○見開きページのデザイン
下図は見開きページのデザイン例です。
紙面を縦に三分割し、1:2の比率で写真スペースとテキストスペースを区切っています。
要素の役割ごとに紙面を明確に分割することで、コントラストが生まれています。
-------------------------
さて私、坂爪は皆さまからの就職相談に応じています。
ポートフォリオはもちろん、履歴書の添削(PDFで送受信)も随時おこなっていますので、
遠慮なくメールでご依頼ください。
(FC-Linkのサービスに含まれていますので、もちろん無料です)
今度この企業に応募しようと思っているのだけれど、その企業についてご存じですか?
なんていう質問でもOKです。
文化服装学院キャリア支援室で勤務していた時には、
たくさんの企業とお付き合いさせて頂きました。
答えられる範囲で答えていきます。
また、企業の皆さまには、この様な私のネットワークの中から優秀な方をご紹介しております。
なかなか良い方を採用できずお困りの時は、是非一度メールでお問い合わせください。