他社を応募者の視点を持って調べる~採用を考える(書物から抜粋)VOL.13

[他社を応募者の視点を持って調べる]

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○他社との比較の中に、答えはある

次のように、実際に他社の情報を調べてみましょう。
① ハローワークなどに行って、同業他社の求人票や求人一覧を印刷し、ライバル会社の諸条件を調べる。
② インターネット上の転職サイトや就職ナビでターゲットとする応募者の視点に立って、職種で検索をし、出てきた会社を印刷する。そして、諸条件やどのような求人文章を書いているのかを確認する。
③ 応募者がインターネットで検索して探すことも想定して、「職種・求人・地域」などで検索をし、出てきた会社を確認する。

応募者はこのような方法で就職活動をしています。応募者の視点に立てば、自社の求人に必要なものが見えてくるでしょう。たとえば、このようなことがありました。
ある会社は、社会保険にいままで加入していませんでした。しかし調べてみると、同じ地域の同業他社は社会保険に加入していたのです。
あなたは「社会保険がある会社」と「社会保険がない会社」の両方から内定をもらった場合、どちらに入社したいですか? 条件が同じなら、別の部分で魅力を感じない限り「社会保険がある会社」を選びませんか?
たとえ、あなたが社会保険のない会社に行きたいとしても、扶養している家族や配偶者、両親が反対するかもしれません。
特に新卒採用では、親や家族の意見で内定辞退などはよくあります。以前はこの待遇でも応募者は来た。しかし、最近は応募者がまったくこない。この場合は、応募者が選択肢にあげている会社の求人情報を調べて印刷し、自社が公開している求人情報と見比べてみましょう。そこに答えはあります。

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出典:稲田行徳『1週間で会社が変わる!採用の教科書1』
ビジネス・ベストセラー出版株式会社2012年

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