受け答えでの声の大きさはどのくらいがいいのか?~就活本から抜粋VOL.36

[受け答えでの声の大きさはどのくらいがいいのか?]
2

○「冷静なトーン」よりも、「大きめなトーン」の勝ち

面接での声は当然、大きい方がいいだろう。とは言え、新卒の「初々しさアピール」のように大声を張り上げるのも年齢的にどうだろうか。
このように悩んでいる方も多いと思いますが、結論から言いますと、「普段よりも大きく出す」のが鉄則だと思ってください。メラビアンの法則を持ち出すことなく、大きさも含めた声の情報は、面接官の心証に大きな影響を与えますからね。
声の大きさは、2つのシーンに分けて考えます。まずは入室時の挨拶のシーン。面接室の入口は面接官から距離が離れていますから、普段の1.5倍くらいの声の大きさにしてください。ここで第一印象が決まりますし、最初に大きな声を出せば、自身の緊張も抜けていきますから、重要なポイントになります。
次は実際の面接、受け答えをするシーンです。ここで入室時の挨拶と同じレベルで話し続けるのは難しいですし、背伸び感や繕っている感が丸出しになってしまいます。ですので、面接官との距離にもよりますが、普段より1.1倍から1.2倍くらいの声がベストでしょう。
声は情報を「伝える」という重要な役割を担っている訳ですから、ボソボソ声や「冷静さをアピールしようと、必要以上にトーンを抑えた話し方」では、相手に何も伝わらないどころかマイナス印象を与えてしまいます。例えば、政治家は声の力をよく知っていて、声の大きい方が事を有利に運べるので、選挙戦や演説になると騒々しいのです。皆さんも「声の力」を活かすよう、面接に臨んでください。

--------------------------

出典:中谷充宏『今さら聞けない30代以上転職のルール[やり方以前の常識大全]』株式会社秀和システム2015年

さて、FC-Linkは皆さまからの就職相談に応じています。
サイトにアップしてない求人も多数かかえております。こんな求人がきたら連絡してください!などでもOKです。担当者の加藤や、FC-Link専門家チームが対応いたします。気軽にメールしてください。(FC-Linkのサービスに含まれていますので、もちろん料金などはかかりません)

contact@employ-ment.jp