「構想を描く」~人に伝わるポートフォリオVOL.2

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構想を描く

 

「きっかけ」の次は「構想を描く」です。

前回の「きっかけの探索」の段階では自分が表現したい感情に気づきました。

でもこの状況ではまだ、何をどのようにデザインに落とし込むかがイメージできないのではないでしょうか。

「なんとなく表現したいことはわかるのだが・・・」と、頭の中はモヤモヤしたままの状態だと思います。

今回は、「きっかけ」で発見した「変身したい」という感情をもとに、

その構想を想像することで、自分が表現したい世界観を探っています。

○着る人を想像する

まず初めに「変身したい」という感情を持つ人が、どういう人かを考えていきます。

A君の例で考えてみましょう。A君のきっかけは「変身願望」でした。

この「変身願望」はA君自身の変身したいという気持ちでしたが、

これを客観視するために「世の中にはきっと自分と同じような願望を持つ人がいるはずだ」と考え、

他人に置き換えてイメージを拡大していきます。

そこで「誰が変身したいのか」「その人はどんな人なのか」「なぜ変身したいのか」などと自問しながら発想してみます。

より具体的に「女性なのか男性なのか」、女性なら「それはどのような人か」といったぐあいです。

A君は、仕事に追われて忙しい人の姿が想像できました。それも比較的変化のない仕事を毎日淡々と続ける女性労働者です。

そこから「ストレスに満ちた日常生活を送る人を救済したい」と考えを発展させます。

そして最終的には、気持ちを楽にしてあげることが自分の役割であると結論づけます。

構想は「閉ざされた人々の解放」となりました。より具体的に

「どんな服なのか、誰が着ているのか、どこで着ているのか」など、

言葉で論理的に整理してもいいかもしれません。 

○ゴールの姿がストンと胸に落ちるのか

構想として掲げた言葉が、未来のゴールの姿として「なるほど」と納得できるかどうかが重要です。

ここでもう一度見直してみましょう。なんとなく思いついた言葉では、せっかく導かれた「変身願望」の解決には至りません。

次のステップであるコンセプトへも導かれないのです。

A君の場合は、自分の作った服を着ることで、憂鬱な表情からな晴れやかな表情に変わる女性の姿を見いだしました。

A君にとって「閉ざされた人々の解放」はストンと胸に落ちたわけです。

次回はいよいよコンセプトの発見です!

 

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さて私、坂爪は皆さまからの就職相談に応じています。

ポートフォリオはもちろん、履歴書の添削(PDFで送受信)も随時おこなっていますので、遠慮なくメールください。

また、企業の皆さまには、そうやって知り合った優秀な方々をご紹介しておりますので、

なかなか良い方を採用できずお困りの会社様も是非ご連絡ください。

contact@employ-ment.jp

今回はもう一つニュースです。

私が勤務していた文化学園が文部科学省から委託を受けて、eラーニング講座を無料で提供するそうです。

アパレル流通が中心の講座ですが、デザイナーやパタンナーの方々は、この中のテキスタイル講座だけでも受けてみたらいかがでしょう。

直接下記の担当者へ申し込んでくださいね。実は私もこのeラーニングに挑戦しましたが・・・

知っているようで知らないことが多いこと多いこと。勉強し直します!汗

eラーニング

 

 

この度、文部科学省の委託事業により、アパレル業界の皆様に業界の中核的人材が担う、

MD、バイヤー、総合職などの職種に就くための専門教育としてeラーニングを無料で提供することになりました。

eラーニングとは、情報技術(パソコン、スマートフォン、タブレット等のインターネット)を用いて行う学習形態を指します。

このプロジェクトは、eラーニングによる学習の普及を目的としています。

今年度、eラーニングの教材として下記の3つをご用意しました。

eラーニングにご参加いただくと、3教材全て受講することができます。

興味・関心のあるテーマから受講して下さい。

いずれも、テスト形式ではなく、ドリル形式のトレーニング教材となります。

点数は気にせず、繰り返し学習し、社会人として知識・素養の修得、また専門職として必要な知識の習得を目指して下さい。

パソコン、タブレット、スマートフォン、携帯電話から24時間いつでも受講できます。

各教材とも毎回5問ずつ出題されますので、ちょっとした空き時間を利用して学習することができます。

学んだ知識を仕事における専門性強化やキャリアアップに活かすきっかけとして、是非受講してみて下さい。

 

- eラーニングの概要 -

教材内容

【1】販売スタッフ入門

販売スタッフに必要な基礎的知識から専門知識までを習得

【合計60問】Lv.1:15問、Lv.2:15問、Lv.3:15問、Lv.4:15問

【2】バイヤー・MD入門

バイヤー・MD・総合職に必要な基礎的知識から専門知識の習得

【合計60問】Lv.1:15問、Lv.2:15問、Lv.3:15問、Lv.4:15問

【3】テキスタイル入門

販売スタッフ・バイヤー・MD・総合職をはじめ、全職種において必要なテキスタイルの基礎的知識・専門的知識の習得

【合計40問】Lv.1:10問、Lv.2:10問、Lv.3:10問、Lv.4:10問

開講期間

2015年11月2日(月)10:00(予定)~2015年12月31日(木)23:59

申込みURL・QRコード

http://e.fc-link.jp/entry/

受 講 料

無 料 ※インターネット接続料金、通信料金は受講者側の負担となります。

申込期限

受講可能期間内であれば、いつでも申込みが可能

申し込み・受講について

○ 上記の「申込みURL」をアドレスバーに入力していただくか、QRコードを読み取り、

エントリーフォームへアクセスしてください。

○ エントリーは、受講者個人でお願いいたします。

○ 10月21日(水)からエントリー受付。

11月 2日(月)以降であっても、開講期間内であれば申込みが可能です。

○ 12月31日(木)23:59をもってeラーニングは配信終了となります。

エントリーの流れ

① エントリーフォームに必要事項を入力し送信

② 確認用メールが届きます

③ メールに記載されたURLをブラウザで開くと、エントリー確定のためのページが表示されます

④ エントリー完了

しばらくすると、登録したメールアドレスに、「受講案内メール」が届きます。

「受講案内メール」メールが届いたら、メールに記載されている情報に従って、学習を開始してください。

※ 10/21~11/1の間にエントリーしていただいた場合は、11/2(月)10時以降に「受講案内メール」が配信されます。

<ご注意>

※ エントリーフォームを送信した後、5分~10分待っても、②の「確認用メール」が届かない場合は、以下の可能性があります。

・ メールアドレスが間違っている → 正しいメールアドレスで、エントリーをやり直してください。

・ 迷惑メールフォルダに入っていませんか? → ご確認願います。

・ 受信拒否の設定になっていませんか? → お手数ですが、info@e.fc-link.jpからのメールの受信を許可してください。

※ 上記をお試しいただいても、エントリーで出来ない場合は、事務局(03-3299-2268)までご連絡願います。

eラーニングの受講について

(1) 学習者IDとパスワードを入力いただきますと、3教材を選択できる画面が表示されます。

(2) 開講期間終了日である12月31日(木)まで、3教材全て受講していただいても、受講したい教材のみを受講していただいても構いません。

(3) いずれの教材も毎回5問ずつ出題されますので、電車内や空き時間を利用するなど短時間での受講も可能です。

(4) 1問解答し終えると、正誤判定と解説が表示されます。各レベルの設問に全て正解した時点で、その教材は修了となります。

(5) 教材はテスト方式ではなくトレーニング方式を採っているため、「できた」「できない」は気にせずに、解説を熟読しながら繰り返し学習して知識の習得を目指して下さい。

(6) 1つの教材を全て正解してから他の教材を受講することも可能です。

修了試験について

教材(販売スタッフ/バイヤー・MD/テキスタイル)をそれぞれ受講し終えると、修了試験が画面に表示(配信)されます。また、すべての教材の修了試験を終えると、総合修了試験も受講できます。

修了試験と修了証の付与

修了試験は12月31日(木)までに、それぞれ1回のみ受験可能です。受験し終えると、点数の高低により「A~D」の評価が画面上に表示され、さらに、修了証(PDF)をダウンロードできる画面が表示されます。

さらに、3教材すべての修了試験を終えると、総合修了試験が画面に表示されます。受験すると、同じく評価が表示されます。また、総合修了試験を終えた受講者にのみ、修了証を現物にて郵送いたします。

そ の 他

○ 昨年度まで、本事業は文化服装学院が主体となって運用をしてまいりましたが、今年度より文化学園国際ファッション産学推進機構が主体となり、引き続き進めてまいります。

○ 『販売スタッフ入門』と『バイヤー・MD入門』は、基本的に昨年度と同じ設問内容となっ

ています。昨年度も受講をされた方に関しましては、復習の意味も込め、ぜひ受講してください。

○ 今年度、新たに『テキスタイル入門』を作成いたしました。販売スタッフ、バイヤー・MDの方々が知っておくべきテキスタイルの知識習得を目的としています。

問合せ窓口

学校法人文化学園 国際ファッション産学推進機構 (担当:飯島・山地)

℡.03-3299-2268

k-iijima@bunka.ac.jp

以上