[応募条件を完全に満たしていなくても大丈夫なのか？]

 

○とりあえずやってみる、応募可否は確認するのは問題なし

応募条件を満たしていなくても応募はできますが、選考してもらえる可能性は限りなく低い、というのが結論です。そもそも、転職サイト上の応募ボタンをクリックする、応募書類を郵送する等を行えば、応募はできますからね。
ただ、採用は相対的なものですから、条件をクリアする応募者がなかなか集まらないといった場合や、あなたに応募条件を凌駕する魅力があれば、選考してもらえるチャンスが出てきます。
例えば、「年齢は35才まで」との応募条件があったとしましょう。ちょうど先月、誕生日を迎えたので、これを超えてしまったという人。10も20も年齢が過ぎていたら論外ですが、それくらいなら許容範囲という採用人事も多いし、他方で厳格にNGとする人もいるでしょう。
満たしていない条件も応募者によって様々ですし、応募先の条件に対する考え方も違うはず。であれば、応募したいと思ったのならば、自己判断せず、必ず事前に応募先に確認するようにした方が確実です。手当たり次第に応募するのも良くないですが、ちょっと満たしていないからといって即座に諦めてしまうのもダメ。どちらにもダメな要素があるのなら、試してみた方がいい。そんなスタンスで臨んでください。
なお、企業に「応募可能かどうか」について問い合わせるのは、決して失礼な行為ではありません。採用人事はそのような問い合わせに対応するのも大切な仕事。だから遠慮せず確認するようにしてください。

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出典：中谷充宏『今さら聞けない30代以上転職のルール［やり方以前の常識大全］』株式会社秀和システム2015年

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