給与をもう少し上げてもらいたいが交渉できるのか?~就活本から抜粋VOL.54

[給与をもう少し上げてもらいたいが交渉できるのか?]
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○内定獲得後に交渉すること、最初からこだわり過ぎない

給与は生活に直結しますから、少しでも多い方がいいというのが皆さんの本音でしょう。キャリア採用の場合、最初から給与が提示されているパターンもありますが、その一方で「給与詳細:当社規定により優遇します」としか求人情報に表記されていない、もしくは「○○万円~△△万円」と幅があるというパターンが大半。
つまり、「いくらもらえるのか」が曖昧なまま選考だけがどんどん進んでいき内定。そこで初めて、入社にあたっての給与を含め労働条件はこうです、と示されるパターンが多いわけですね。
いずれにせよ、給与については交渉できないわけではありません。給与は属人的で相対的なものですし、30代以上の転職ともなれば、その会社の賃金制度や賃金テーブルに、うまく当てはまらない場合が多いですから。
ちなみに、交渉するならば必ず、内定獲得後に行ってください。というのも、日本の雇用制度では、内定前と後では明らかに、法律で守られるレベルが違うからです。
例えば、面接時に希望の給与額を強く主張したら、不採用になることはあり得ますが、内定後に同じことを告げても、法的に内定取り消しは簡単にはできません。
なお、デメリットも承知しておいてください。まだ働いていないのに、提示金額よりもっと給与を上げてくれと言う人を、採用人事はよく思いません。仮に上がったとしても、特別扱いの分だけ、入社後は厳しく見られる点は留意が必要です。
ということで、あまり入社時での給与にこだわり過ぎないようにしましょう。

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出典:中谷充宏『今さら聞けない30代以上転職のルール[やり方以前の常識大全]』株式会社秀和システム2015年

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