転職理由を聞かれたら何を言えばいいのか?~就活本から抜粋VOL.45

[転職理由を聞かれたら何を言えばいいのか?]
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○漠然と「キャリアアップのため」と言っても何も響かない

これも、キャリア採用面接なら必ず聞かれる質問です。よくある回答として「キャリアアップを目指すため、転職を決断しました」的なものがありますが、30代40代の方がこのようなザクッとした回答をしても、百戦錬磨の面接官の心には一切響きません。そもそも、現職(前職)が理想郷ならば、絶対に転職なんてしないことを面接官も重々承知しています。とは言え一方で、上司がムカつく、薄給、激務である、みたいな本音は絶対に言えません。
面接官を納得させる理由としては、2つのパターンがあります。
1つ目は、「現状は厳しい、だから新天地を探している」という回答手法。例えば「現職では海外事業に携われると聞いて入社したのに、当分の間、叶いそうにない」「事業縮小でリストラが始まり、残っても先が見えない」といった感じです。
2つ目は、「御社に強く魅かれた」という回答手法。例えば「今、現職を辞めなければならない事由は何もないが、今回の御社の求人に大変魅力を感じた。だから、他社への転職は一切考えてない。転職するなら御社のみ」といった感じです。
いずれの回答手法を用いる場合でも、時間をかけてわかりやすく説明しないと面接官には伝わりません。特に1つ目は、現状について批判や不満が過ぎたり、現状認識が甘いと見られたら、即アウト。本当に現状なら叶わないのか?何とか改善できないのか?当社でも同じことが起こらないか?といった面接官の懸念を払しょくできるよう、細部にまで気を遣って丁寧に回答してください。

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出典:中谷充宏『今さら聞けない30代以上転職のルール[やり方以前の常識大全]』株式会社秀和システム2015年

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