[面接会場には指定時刻のどれくらい前に着いておくべきなのか？]

○会場には5分から15分前に、最寄りには1時間前に

面接会場入りは、指定時刻に1分でも遅刻するとNGなのはおわかりでしょう。他方、早過ぎればいいかというとこれも良くない。まれに早く会場入りすることで、自分の存在をPRしようとする人がいますが、これはかえって逆効果。準備がまだ整っていない等、先方にとっては迷惑な行為だと思ってください。
指定がない限り、一般的には指定時刻の5分から15分くらいが妥当。なお、受付時間の幅がある場合は、その間に入れば問題ありません。例えば、15時の面接開始で、受け付け開始が14時30分とあれば、14時30分～15時の5分前までに会場入りすればいいということです。
これに関連しますが、1時間前に会場に着くように出発することを筆者は勧めています。事前に会場および周辺の下見をする余裕はないはず。それなので、不測の事態があっても対応できるように早めに家を出ておくのです。1時間あれば、電車が事故で止まっても、タクシー等の他の交通手段を利用するなどリカバリーが可能。早く着いたとしても、会場の場所を確認した後に、そのまま会場入りせず近くのカフェに入って時を待てばいい。その間、想定質問に対する回答を読み直すなどして、最後の対策をするのです。
このように、いったん別の場所で間をとると、トイレを済ませたりビジュアルチェックなどもでき、気持ちに余裕が出るのでオススメです。

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出典：中谷充宏『今さら聞けない30代以上転職のルール［やり方以前の常識大全］』株式会社秀和システム2015年

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