[1回の面接時間はどれくらいかかるのか？]

 

○初期段階では30分、最大で約1時間程度

求人情報の選考フローの中に「面接は3回」などと明示されることはあっても、1回あたりの面接時間まで明確にしているところはほとんどありません。面接時間の長短については、率直な話、企業によってバラバラとしか言いようがない部分もありますが、ここでは一般的な傾向を説明します。
一般的に、面接の回数が重なれば重なるほど、面接時間が長くなる傾向にあります。例えば、1次面接よりも2次面接、2次面接よりも3次面接の方が、面接時間が長くなるということです。これは、初期段階では応募者の優劣の差が大きいため、短時間で見極められるからです。他方、後半になると採否に大きく関わってきますので、質問も詳細なところに及びどうしても時間が長くなります。
具体的な時間の長さですが、1次面接のような初期段階では20分～30分が1つの目安となります。そして後半になると、1時間くらいかけてというケースが多くなります。
なお、最終面接の時間は2つに分かれる傾向にあります。
それまでに高い評価で固まっていて、役員クラスが簡易に最終チェックを行うという場合、短時間で終わるでしょう。一方、最終面接に臨む役員クラス達もしっかり選考を行う場合は、1時間くらいはかかるでしょう。以前は、最終面接まで進むと、入社の意志確認や入社時期の調整が主で、よほどのことがない限り不採用になることはないという噂もありましたが、今は後者、つまりガチで選考するというところが多くなっています。

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出典：中谷充宏『今さら聞けない30代以上転職のルール［やり方以前の常識大全］』株式会社秀和システム2015年

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