[それなりの年齢である自分は何を期待されているのか？]

 

 

 

 

 

 

○即戦力が期待される、企業によってはプラスαも
初めての転職となると、自身の転職市場での価値や評価がわかりづらく、「いったい自分は何を期待されているのか？」と困惑してしまうことでしょう。
端的に言うと、充分に実務経験を積んでいるであろう皆さんは、「即戦力」としての活躍を期待されているわけです。だから、就活生のように人柄の良さや入社して伸びそうか？といったポテンシャル部分は、全く見られないとは言いませんが重視はされません。
採用担当者は「当社に入社したら、何ができるのか？どのように貢献してくれるのか？」という点に主眼を置き、自社で実際に使える人材かどうかを面接で確認したいと思っているのです。
それゆえに、求人の「必須条件」を満たしているかどうかは、最低限の評価ライン。
クリアしていて当たり前で、かつ「そこからのプラスα」が勝負です。
更に、30代以上のあなたには「自発的に行動できる行動特性を持っているか」「若手のお手本になるような仕事に臨む姿勢があるか」といった、「企業の求める人物像」であるかどうかも期待されます。
更にもう1つ、そろそろマネジメントにも取り組み始める年代ですから、そういった経験があることも期待されます。
くどいようですが、30代以上の中途採用には色んな意味での「即戦力」が求められます。決して甘くはないということを、理解しておいてください。

出典：中谷充宏『今さら聞けない30代以上転職のルール［やり方以前の常識大全］』
株式会社秀和システム2015年

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