辞めると決心した後、まず最初にやることは?~就活本から学ぶVOL.6
○直属の上司に退職の意志を伝える
辞めると決めたら、まずは社内で親しい関係の人、つまり同僚や先輩に伝えてしまうという方が非常に多い。
その気持ちはよくわかるのですが、絶対に止めておいてください。
実はこの何気ない行為は、後々トラブルを招く危険性大なのです。
家族の説得は既にできているという前提で述べますが、
やらなければならないのは、誰よりも先に「直属の上司に退職の意志を伝える」こと。
直属の上司を飛ばして同僚や人事部に先に漏らしてしまうと、
「オレは何も聞いていない」と上司がヘソを曲げてしまい、こじれてしまうことが多いのです。
○「相談」ではなく、「通告」
退職の意志を告げるときは、「相談」ではなく「通告」であることを
しっかりと自分に言い聞かせて対処すること。
あなた自身に気の迷いがあると、隙が生まれ、直属の上司や周りから慰留や恫喝、
泣き落としを受けるなどして、円滑、円満な退職を妨げる可能性が出てきます。
とは言え、そういった会社側の行為は想定内でもあります。
その程度で気持ちが揺らいでいるようでは、転職に対する覚悟が弱すぎる。
間違いなく、今後の転職活動に支障が出てしまうでしょう。
「通告」後は、直属の上司の指示に従って粛々と退職の手続きを進めていくだけだと割り切ってください。
例えば、退職手続きは人事部に確認しろとか、
残務の引き継ぎは誰にしろといった指示に、淡々と対応していけばいいのです。
出典:中谷充宏『今さら聞けない30代以上転職のルール[やり方以前の常識大全]』
株式会社秀和システム2015年
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