入社するかどうかの返事はどこまで待ってもらえるのか?~就活本から抜粋VOL.56

[入社するかどうかの返事はどこまで待ってもらえるのか?]
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○返事の期限は各社バラバラ、期限内に結論を出すこと

採用は相対的なものですから、あなたが応募先にとって喉から手が出るほどほしい人材ならば、いくらでも待ってくれるでしょう。他方、候補者が多くて、あなたの代わりなんていくらでもいるような状況ならば、返事は期限を区切ってくる。
もちろん、後者のケースが多いのが一般的ですが、どれくらいの期間を待ってもらえるかは、その内定先によると言うしかありません。
極端な話、最終面接の中で「今、当社に絶対に入社すると確約すれば内定を出す」というケースもありますし、「内定通知受領後、2週間までに返事ができなければアウト」というケースもある。本当にバラバラなのです。
気が済むまで転職活動をやって、全ての結果が出終わった後に、内定先を吟味して比較考慮して決めたいという気持ちはわかります。でも、絶対にそううまくはいきません。期限を示されたならば、その起源の中で、入社するか・辞退するかの返事を決めないとダメなのです。
この期限を延ばしてもらおうと交渉を試みる人がいますが、よほどの事由がない限りは難しいと思っておいてください。来るか来ないかわからないあなたを、採用人事は特別扱いできないですからね。むしろ先方の心証を悪くし、最悪の事態を招きかねません。「他社の選考結果が出るまで待ってほしいと正直に願いを出て、不採用になった後にその会社に行く旨を伝えたところ、既に採用枠は埋まったと入社を断られた」なんて事例もあるくらいです。だから必ず、期限内に結論を出すようにしましょう。

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出典:中谷充宏『今さら聞けない30代以上転職のルール[やり方以前の常識大全]』株式会社秀和システム2015年

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